一乗寺の恵文社には何度か足を運んだことはあるけれど
思い出すときには、いつも決まった時間だけを切り取ってしまう。
そのころに満足していないわけじゃない、だけど、過るのはいつだって同じ記憶。
くすんだ冬、お気に入りだったラコステのマフラー、
デザインだけで少しも暖かくなかったスエードのコート。
記憶の中を生きる私は、まさに人生の春だ。
今は、あの頃とは少し違い、
「いつだって芽吹くことが出来るさ」
って、顔をするのが得意になった。( ̄д ̄)
・・・随分と
久しぶりに立ち寄った。
「ドーナツを穴だけ残して食べる方法」という本を買った。
そして、店内で素敵なソファーを見かけた、
こんなソファーに腰を下ろして
じっくり時間を使えたら幸せだろうなぁと、考えた。
そして、「いつもの思い出」を思い出した。
春のままかもしれない。
では、また。